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地域の小・中学校の今

杉並区立 杉並第七小学校

「心かよわせ、夢をはぐくむ」は 杉並区立杉並第七小学校(杉七小、昭和3年開校)の教育目標の前文です。現在通常学級13クラスと通級指導学級4クラス、320名の児童が在籍しています。

校長の永山泰雄先生にお話を伺いました。永山校長は、3年間の民間企業勤務の後、小学校5年生当時の担任の先生の影響などから小学校教師への道へと進まれました。

教育目標は、

◎考える子

◯思いやりのある子

◯たくましい子

の3つです。『知・徳・体のバランスがとれた児童の育成』を 、学校・家庭・地域が協力して行いたいと考えられています。特に「考える子」を重点とし、自分で考えることのできる子になって欲しいそうです。これからは、今までに無かったような職業が生まれて、それに就く児童も出てくるのではないかと考えておられ、そのような未知の環境に適応するためには、考える力、自主性、主体性、そしてコミュニケーション能力の向上が重要であるとお考えです。そのためには、まずは挨拶をすることの大切さを強調されていました。

杉七小は、杉六小と共に阿佐中と連携した分離型小中一貫校で、プレスクールを今年度は7回開催し、授業(3校の先生方が協力して)・クラブ活動体験などを行なっています。また、阿佐谷南保育園との交流も行なっています。

永山校長から見た杉七小の特徴は、自然に囲まれた学校であるということです。校庭は芝生で(取材中は養生中でシートで覆われていました)、校舎の壁面や屋上の一部も緑化されていて、樹木も多く、ビオトープや学年毎の花壇もあります。また、学校支援本部やPTAを中心に地域社会との結びつきが強いということです。朝の杉七見守り隊など町会の支援も大きく、前任校との違いを感じておられました。おやじの会の活動では、新入生歓迎BBQ、国際交流イベントなどがあります。今後の抱負としては、杉七小の地域性を活かしたものを継続して育てて行きたいとのことでした。

取材中は何回も子どもたちが、九九を暗唱し、合格のハンコを求めて校長室のドアをノックして来るなど、児童とのコミュニケーションが良くとられていることが伺えました。

 

(平成28年1月1日発行の第273号に掲載)

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