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お店の二代目・三代目

その16「新鮮な海の幸をリーズナブルに」

おさかな食堂 (阿佐谷パールセンター商店街)

二代目:伊沢和子さん
三代目:伊沢孝司さん

2015年08月01日(土)

JR阿佐ヶ谷駅南口、パールセンター入り口に創業68年、阿佐谷では老舗の「おさかな食堂」があります。午後の休憩時間に三代目の孝司さんにお話を伺いました。

昭和21年に祖母・伊沢みなさんが「伊勢元」を創業、当時は大衆割烹「伊勢元」として宴会、仕出し、出前等をしていました。祖母・みなさんが亡くなられた後、母・和子さんが三代目として店を切り盛りしてこられました。そして、1999年(平成11年)、孝司さんが三代目を引継いだのを機に、ターゲットを来店客一本に絞り、魚介類中心の定食と丼物が味わえる店に変えました。屋号も「伊勢元」から、誰でも覚えやすく解りやすい名前「おさかな食堂」に改称したそうです。

「新鮮な海の幸をリーズナブルに提供する店」をモットーに、仕入れも独自のルートを開拓して南房総の鴨川などから産地直送しています。鮮度はもちろんのこと、その海でしか漁れない魚、季節ごとに旬の魚を扱うことに力を入れていると、孝司さんの話です。

おさかな食堂の代表商品に「まぐろメンチ」があります。定番のまぐろメンチ定食の他、毎週日曜日夕方には店頭販売もしています。今後卸売りにも力をいれ販路を拡大して、お店の看板商品として「まぐろメンチ」の認知度を上げたいと語っていました。

二代目の母・和子さんは今でもレジに立ち、毎日元気にお店を手伝っています。「やさしいお母さん」と従業員の評判です。

孝司さんはサーフィンが唯一の趣味、休日は南房総の海で波乗りを楽しんでいます。仕事も趣味も海に縁のある孝司さんの精かんな顔がありました。

『社員が働きがいのある職場にしたい。そして社員に一店舗を任せられるように多店舗化して行きたい。魚食文化を継承したい。』と夢を膨らませる三代目・孝司さんの目の輝きが印象的でした。

おさかな食堂b

明るい店内で従業員のみなさんと

(平成26年11月1日発行の第266号に掲載)

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