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地域の小・中学校の今
校章

杉並区立 松ノ木小学校

松ノ木小学校は昭和32年4月に堀之内小学校の分校として開校し、6月に松ノ木中学校で入学式が挙行されました。8月に現在の場所に校舎が落成したのを期に9月から新校舎にて授業が開始され、翌年33年に杉並区立松ノ木小学校として開校されました。今年創立60周年を迎え、10月14日に記念行事が予定されています。

現在生徒数240名10組と小規模校ですが、学童クラブが学校の敷地内にあり、勉強の後は校庭で遊ぶことができるなど安全に配慮されています。

また、松ノ木小学校の周りには、カモなどの渡り鳥が飛来する善福寺川をはじめ、釣り堀のある和田堀公園、松ノ校舎木運動場、大宮八幡宮、区立郷土博物館などがあり、学びや遊びに最適な自然環境に恵まれています。

今年着任4年目を迎える森孝校長先生にお話しを伺いました。

松ノ木小学校の教育目標は

『やさしい子ども・・・・ 生命を尊重し、自分を大切にするとともに、他を思いやるやさしい心を備えた子』

『考える子ども・・・・ 自分の力で粘り強く考え、正しく判断し、創意・工夫をし、自主的・自発的に行動する子』

『たくましい子ども・・・・ 心身ともに健康で活力に満ちたたくましい子』

の3本柱ですが、森校長がこの一年間で特に力を入れてきたのが、『あいさつができる子』『全員参加の授業』『ホンモノにふれる』の3点です。

「あかるく いつでも さきに つづけて」を合い言葉に、校長先生自ら毎朝校門に立ち、登校する子どもたちをあいさつで出迎えます。一人一人に声をかけ、その時の返事の様子から、ちょっとした変化も読み取り、適切な対応につないでいます。

「全員参加の授業」では”お客さんを作らない”ように、少人数クラスだからこそ出来る細やかな心配りを、そして「ホンモノにふれる」では、近くの大宮八幡宮での七夕授業や、郷土博物館の協力のもとひな祭りや餅つきなど、また、小中一貫教育に加え、保育園、幼稚園との連携も課題と赤ちゃん交流なっているとのことで、5年生とあかちゃんとのふれあい授業では、地域の保健所、1歳未満のあかちゃん、お母さんのご協力のもと、4月から1月まで5回学校に来て頂き成長を見守ります。最初は恐る恐るあかちゃんに触れていた子どもたちも、段々と慣れてきて積極的に遊び相手になったり、寝たきりのあかちゃんがよちよち歩きをするまでの成長を見ることで、命の大切さや、自分も愛情をもって育てられた喜びを感じられるようです。

松ノ木小は少人数ならではの細やかな教育に、笑顔と元気あふれる学校でした。

 

(平成29年5月1日発行の第281号に掲載)

 

 

 

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